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スカイ・クロラ

レディースデーなので観てきた。

……後ろの人たちが、上映後言ってたな〜。
「わかった?」「うーんわかんない」
「取りあえずビールが飲みたくなっちゃったよ」

私も分からない。
話の内容が、というより“何を描きたかったのか”が。
これが押井守なのだ、と言えばそうなのかもしれないけど。

見る前はキャラの造形がちょっと気になっていたけど
実際見てみるとそれはそんなに引っ掛からない。
声優陣も、これまた俳優をメインに使っているんだけど
この作品に関してはOKだと思う。
加瀬君の気のない感じが良かった。
人工的に作られた存在が、自分のその状況を悲しむというのは
あまり好きじゃないので
あのくらいすっとぼけた感じがいい。
谷原章介が思いの外自然だったし、菊池凜子もまあいいんじゃない?

全体の雰囲気も嫌いじゃないのだ。
どこか無国籍な、風景も登場人物も無機的な感じは
ちょっと惹かれるものではある。
でも記憶には残らないだろうな、と思う。
自分の中の琴線に触れるものがないのだ。
どれも美しい、でも美しいだけ。
飛行機もあそこまでCGで見事に描かれると
却って見る気が失せてくると言うか…どうでもよくなっちゃうんだ。

その能力ゆえに(この映画では戦闘技術)肉体は滅びても
何度も再生させられるというイメージは
萩尾望都さんの「AーA'」を思い出さずにはいられないしな〜。

結局、犬?犬と猫が描きたかった、とか?
まさかね、でもそう思えるくらいやたら登場するバセットハウンド。

まあ最初からそんなに期待していたものでもないので
妥当なとこでしょうかね〜。
Commented by のんたん at 2008-08-21 14:50 x
ワタクシも帰宅してビールを飲み干しました。
あの見事な背景CGにしてあのシンプルすぎる髪の毛の描き方…ギャップ激しすぎますね。
さあ、空の次は海だぽにょ!え?やっぱ行かないの??
Commented by quilitan at 2008-08-21 16:17
行くもんかにょっ!
by quilitan | 2008-08-20 23:38 | 見る | Comments(2)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
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