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「スウィーニー・トッド」

雪がすっかり雨に変わったので、ロメオ君を一発踏み込んで
観に行ってきました。
私のお気に入りのティム・バートン(ジョニー・デップじゃないあたり…)。
しかししかし、今回は中途半端だったよティム・バートン!
私はこの監督が描く人物達が誰も彼も必要以上に
卑屈でいじけているところに惹かれるのだ。
ティム・バートン自身がいじめられっ子だったらしく
かなり本人を投影していたのだろう。
でもそこに切なさを感じるのに、今回の悪党はあまりにも真っ直ぐで
ひとことで言って面白味に欠けます。
女の方には内に秘めた葛藤があって魅力的なのになあ。
なんかねえ、宣伝であちこちに出ていたティム・バートンが
ジョージ・ルーカスのようにでっぷり肥えているのを見た時
イヤな予感はしたんだけどね〜…。
個人的には☆☆といったところでしょうか。
相変わらず背景画面にはCG使いまくりなんだけど
そのあたりでもゲームのCGに慣れた目には魅力も半減かも知れない。

この作品は日本でも大竹しのぶと市村正親で舞台になったのだが
毎度出てくるティム妻の女優(ヘレナ・ボナム・カーター)が
あまりに大竹しのぶと被って見えてビックリです。
雰囲気が瓜二つ。変わった顔してるし。

それにしても、いくら夕飯時の上映時間だったとはいえ
人肉パイのネタの映画を観ながら
「お腹空いた」と思ってしまった私は鬼でしょうか…。
Commented at 2008-01-23 22:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by quilitan at 2008-01-24 01:09
観に行っちゃった…。
毎度毎度、この人の映画は後味が良いとは言えないものの
それでも何か心惹かれるものがあるのですが
今回のは単純にエグかったです。
私の中でティム・バートンのナンバー1はやはり
「マーズ・アタック」ですかねえ☆
by quilitan | 2008-01-23 21:16 | 見る | Comments(2)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
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