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怒られちゃうだろうか

先日地域の市町村親善射会があり、恒例として団体優勝チームが納射をすることになっているのだが
その時初めて「日置流印西派」という流派の形に則った演舞を見た。


武射系・礼射系の違いくらいしか知らない身としては、あそこまで違うものかと眼を瞠るばかり。
しかも形が一つ一つキリキリッと決まっているものだから、それはもうカッコイイのである。
武射形は基本的に〈中てなきゃ死ぬぞ〉という「戦闘仕様」なのでとにかく中るし
演武も弓術を以て殿様のお役に立つ武士の「我こそはここにあり!」という気概に満ちあふれているもの。
それを披露した女性がこれまたきっちり中てるもので、場内しーんと見惚れておりました。
大学の弓道部などではこの流派多いみたいですね。

ちょっと「日置流」で調べたら
〈段位に拘ることなく理念あっての流派〉であり、師と仰ぐ弓道家の理念を伝承していくことこそが
弓をやっていく主眼なのである・・・・・・・云々。
(ああ煩悩まみれの射をしてスイマセン)

確かに審査を受けるにはこのままの形では上には行けないだろうな、と思わせるものだけど
それでも敢えて段位を取得したければ“それに見合った”射をするだけのことなんだろうな、と。
場に応じた射も出来る実力者がいっぱいいるのだろう。
審査に受かるべき射法が全てで他流は除外、というのは釈然としない部分もあるけど
競技である以上、一定のルール作りが必要なのはどこでもあることだしね。
トップに座る人次第だろうけど、〈理念〉を重んじる人は多分そういうところにはいかない。



・・・が。
そこまで突き詰めて弓をやる心がけに達していない未熟者のわたくし、
更にこんなくだらないものまで・・・


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でも別におちゃらけているわけではなく

『正射必中』を肝に銘じて稽古に励んでおります。
by quilitan | 2016-06-15 10:55 | お絵描き | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
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