人気ブログランキング | 話題のタグを見る

伝言ゲームに気を付けろ!

持ち込まれた飼い猫の一件では色々余計なオマケが付いた。

無事家族の元に帰ったのはいいが、飼い主さんと偶然会った母が聞いてきた話は

  ものすごくわかりにくい場所(それがセンターですが)に行く羽目になったので
  保健所で引き取り手続きをした時に「なんであんな所に入っていたのか」と聞くと
  「鳴き声がうるさいから」といわれた

まさか、という気持ちもあったけれど
私自身は仕事中で、直接引き取りの経過を知ることができなかったので
本当にそういうやりとりがあったのかどうか確認するために保健所に問い合わせたところ

 
  保健所としては、保健所自体に動物を保管するスペースはないので
  飼い主さんからすぐに連絡がない場合はセンター預かりにせざるを得ないこと、
  飼い主さんにはセンターにいるということは伝えてあるし
  引き取りの際にも飼い主さんには経緯を了解してもらって
  決してそのような発言はなかったこと 

と、すぐに答が返ってきた。
保健所の人からすれば〈心外なことを〉という気持ちだったんだろうな。
そういう空気がひしひしと感じられましたよ。
私としても、1号ちゃんの時にとても真摯な対応してくれたのでまさかとは思ったが
もしかしたら別の担当者だったかもしれないし
なにより実際に引き取りにいった人の言葉というのはとても重みがある。
何も知らない人が聞けばそれを疑いはしないでしょう。
保健所から猫を引き出す、という経験はそう誰もがすることではないからなおさらだ。
だからホントはどうなの?という気持ちだったわけです。

私が思うに、飼い主さんからすればわざわざ猫を持ち込んだ人に対する憤りと
(変わり者一家でまったく地域と関わらない人らしい)
飼い猫だと一目でわかるのにそれをそのまま引き取った保健所に対する不満と
たまたま運悪く連休になってすぐに引き取れなかった苛立ちに
センターの場所の不便さと環境の悪さが重なったことで文句も出ようというもの、
(センターの状況に関しては明らかに役所側が責められるべきものであると思う)
そしてそれに尾ひれが付いてこのような形になったのではないかと。

でも、何につけ広まるのはこういう捌け口的な言葉だということも現実なのだ。
今回のことももしちゃんと事実を把握している人がいなかったら
保健所への不信だけが一方的に募る。
他方の言い分もきちんと知る必要がある、という当たり前のことをこういう時は忘れてしまうのだ。
特に相手が役所だったりすると、もうそれだけで「相手が威圧的だったに違いない」という
バイアスがかかりやすい。
しかもおばちゃんネットワークは広がり方もバイアスのかかり具合も強烈だからね。
「〜なんだってよ」「〜らしいよ」でどんどん話が広がるのだ。
ちゃんと事実の堰を置いておかないと困ったことになる。



本当に伝言ゲームって怖い。
これに限らず、情報の管理は心してやらないと恐ろしい。

そして・・・つまるところ飼い猫を外に出すのが間違いのもと、なんだけど・・・
難しいところだ。

まあ、ご近所に偏屈者がいるというのもマイナス要因だけどね。
by quilitan | 2014-09-19 11:30 | | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31