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鰺の横腹

鰺の脇腹には、鱗が硬く変化して棘のようになっている部分があって
そこを大きな魚にこすりつけて威嚇する・・・

というのを、先日TVで見た。

そういえば鰺を焼いて食べる時、そういうギザギザの部分が確かにある。
特に深く考えたことがなかった部分だ。
鰺・・・そんなことしていたんだな。

薔薇の刺のようにあからさまに存在を主張するものでなく
知らぬ間に呑み込んで、後から痛む魚の小骨とも違う。
もちろん威力も小さく、相手を傷つけるというよりは
不快感を与える程度のものなのだろうが
何よりその棘には「攻撃する意思」が存在しているのだ。

そして、そういうものを含んだ言葉の使い方をするひとが
最近身近に現れた。
その人の言葉には、背中をぞろっと逆撫でするものを感じてしまいます。


  「慇懃無礼」ならぬ、「慇懃鰺の棘」
Commented by ta at 2012-12-16 21:37 x
ゼイゴってやつね。そんな用途だったんだ。知りませんでした。
その人もこっそり「ぜいごさん」って呼んでみましょう。
Commented by quilitan at 2012-12-16 23:05
ゼイゴっていうのか!ひとつお利口になったぞ。
ゼイゴさん、決定です。
by quilitan | 2012-12-16 00:42 | 雑録 | Trackback | Comments(2)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
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