浅いな

私は「SONG of the SEA」が去年公開されていたことを知らなかった。
こんな素晴らしい映画なのになぜあまり人の口の端に上らなかったのか。
「君の名は」に押されてしまったか・・・

映画サイトのコメント以外にレビューや感想などないものかと少々うろつき回っていたら
この映画を推す理由の一つに〈ジブリ映画へのオマージュ〉を挙げている人がいた。
幾つものジブリ作品を並べ立てて、これこれのこの部分が、などと語っているので
おいおい、宮崎駿は確かに素晴らしい才能を持ったアニメーション作家だが
その土台がどこにあるかチェックしないのか?と思ったわけです。
その昔大昔の「東映長編アニメ映画」という大原点があることをちゃんと知って欲しいなあ。
価値判断の基準が “自分の見てきた範囲内” だけではものごとは語れないのだ。

悪いけど、もしオマージュがあるとすればジブリではなくて往年の東映動画でしょう。
もりやすじさんや「ホルスの大冒険」は外せないよね。
(映画のテーマになっている歌を口ずさんでいるといつの間にか「ヒルダの子守歌」になる)


この映画のかかっている今、折りしもスカラ座のロビーには懐かしいポスターが飾られており
その中に「わんわん忠臣蔵」と「長靴を履いた猫」があるというのも何かの縁を思わせる。


# by quilitan | 2017-04-06 23:12 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

SONG of the SEA

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スカラ座の予告に出た時から、とにかくこの絵は絶対観なくては、と思った。

そしてお休みの今日。
ほんとうは一緒に懸かっている「マイマイ新子」も観たいし
弓の稽古もしたいしちょこっとお花見も誘われてるし・・・
一日の休みでどれを取るか迷いつつ、ひとまずこの映画を優先させた。

その選択は大当たりだったよ。

こんなに美しくて素晴らしい映画だとは思わなかった。
「紡ぐ」という言葉がぴったりくるような上質な物語。
もりやすじさんが描くような丸くて小さなキャラクターは、単純な線だけど琴線に触れるものを心得ている。
女の子が顔にかかる髪をかき上げるさりげない仕草さえも、何て綺麗なんだろうと思える。
そして、感動したがりが言うような "泣ける映画" なんかじゃなくて
物語に沿って、絵に沿って、愛おしくて愛おしくて自然と涙が溢れてくるのだ。
それはちゃんと「悲しみ」を描いているからなんだろう。

こんな良い映画だけどスカラ座さんでかかるのは1週間だけ・・・ああもったいない!
子供に観て欲しいなあ、こういう映画!
綺麗なもの、愛らしいもの、守りたいもの、穢いもの、憎たらしいもの、消えてしまえばいいと思うもの、
そういうものを全てくるんでくれるものもこの世にはあるんだよ、
・・・いうなれば「愛」というものがある世の中に住んでいるんだよということが
少しは信じられるから。


あまりに気に入ったので家に帰ってチェックしたら、本公開は昨年だったようで
既に円盤が発売されているではないの!
早速ポチりました。

なんて気持ちのいい映画だったことか。


そんな素晴らしい作品をかけてくれた川越スカラ座さんのロビーは今こんな感じ。

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こちらナツカシ映画のポスターがてんこ盛りです。
わんわん忠臣蔵だよ・・・!!


そしてお花見にもちょこっと参加。
八分咲きといったところだろうか。でもお花見客はいっぱい。
〈○時から使うのでそれまではお使い下さい〉と書かれた紙がブルーシートの上に置いてあった。
つまりは場所取りなのだと思うけど、そんなのってありなの?
そういうのを興醒めという。

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枝垂れ桜が1本だけ、小さな球場の壁際にあるのだが、この木の枝垂れっぷりがとても美しい。
これぞ水流れ。

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いよいよ春本番。

# by quilitan | 2017-04-05 21:01 | 見る | Trackback | Comments(2)

關の戸 : 中里恒子

本当にこの作家は・・・ひとことで言えば猛烈頑固者(だからこそ作家だったとも思う)。
まあ扱いにくいおばさんなんだろうなあ。
ただ、感情的にはけっこう突き抜けるのに、それを一旦深呼吸して自分の中に納め
もう一度別の形で表に出す。
実際に作者の回りで起こったこと、を「作品」にちゃんと昇華している。
そこが作家たるゆえんだとあらためて思い知る。
そういうところが好きなの。

ちょっと自分にある部分を感じつつ、この扱いにくさを面白く読んでいるが
これも自分の年齢が上がったせいだろうか。
今出会うべくして出会った作家なのかもしれない。


今朝の新聞の投書欄で、再び「読書は必要か不要か」のようなテーマが取り上げられていた。
でも読書は趣味なので、嫌ならしなければいいのである。
押しつける気はまったくありませんが、面白かったら「面白いよ!」とお勧めはする。
だって「好きなモノ」はお勧めするのが人の常。
私は読書を試験と連動して考えることに非常に違和感があるので
同じように考えている人もけっこう多くてちょっと安心。


しかし・・・やっぱり全集買っても良かったんじゃね?と思う今日この頃。



# by quilitan | 2017-04-05 08:35 | 読む | Trackback | Comments(0)

すべて世は事もなし

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なんというほのぼの感・・・

日向ぼっこしている猫はどうしてこんなに幸せそうに見えるのだろう。

しかもまん丸だし。


# by quilitan | 2017-04-04 21:44 | | Trackback | Comments(0)

もしかしたら

この記事の白黒の猫・・・〈デパートの屋根裏に入り込んで〉とあるが
これは、またたび家さんの守備範囲となっている地元のM百貨店ではないだろうか。
なぜなら私はつい先日、そのデパートの裏の敷地を黒っぽい尻尾の長い猫が横切るのを見たのだ。

・・・あの子なんじゃないだろうか。

あの子もきれいな猫だった。


もちろん記事の最初のコも気になるところです。

こんな地味なブログに来てくれる人は少ないかもしれないけれど
でも、うちそとに猫がいて、これ以上自分では抱えられない私には
少しでも情報が広がるよう協力することくらいしかできないので
皆様よろしくお願いします。

〈またたび家〉さんです。

# by quilitan | 2017-03-31 19:57 | | Trackback | Comments(0)

家の中 : 中里恒子

はい、また中里恒子です。

これの前に「回転椅子」というのも読んでいます。

今回は、作家本人の身辺に起きたことを軸につらつらと書いているということだが
それでも“エッセイ”というよりは短編を読んでいるような感覚。

この人の価値観というか考え方が、何となく他人事と思えないところがある。
〈よそ様の生き方をとやかく言わないのでわたしにもそのようにお願いしたい、
 わたしのことはわたしが決めますので〉
口調は丁寧だがそれだけは譲れない、という堅い意思が感じられる。
小気味良いオバサンだ。

これまで読んだ作品から「孤独の肯定」を感じたのは間違いではなかったようだ。


読書メーターがバージョンアップして私のPCに合わなくなり
あっちに書き込めなくなっちゃったのが不便である・・・


# by quilitan | 2017-03-30 22:14 | 読む | Trackback | Comments(0)

ごぶさたエル・ラガール

先週、久しぶりに寒梅さんと el lagar 行って来ました。

ママさんが2月いっぱいスペインに行くという話だったので、では帰ってくる頃にと言いながら
なんやかやと忙しく行けずにおりました。

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定番の生ハムは靴下履いてた(ちょっと育ちが良いのかしら)


本日は銀鱈の煮込みを注文したので、では久しぶりに白でやりますか。
ママさんお薦め、店名と同じ「el lagar de cervera」を頂く。


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まろやかフルーティーでこれは美味しいですね〜!
チーズに付いてきたドライイチジクにまたよく合って、まずいね、進んじゃうね・・・

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私はチーズに付いてくる甘い練り物が大好きでして・・・
キューバでよくパンに挟んで食べたコンチータと同じだと思うんだな。
勿論これにも合う白。


で、鱈の煮込みです。

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うまい!うますぎる!!
埼玉名物の饅頭のCMがぴったりくる美味しさで、貪るように頂きましたよ。
口に福と書いて「こうふく」・・・そんな気分になる味。
スープは絶対残したくない、という美味しさです。


寒梅さんはこのあとイベリコ豚のグリルをがっつり行きました。
私は付け合わせのジャガイモ担当。
付け合わせとはいうものの、いつも不思議なくらい美味しいんだよなあ、このイモ。
以前頼んだ時、イモ増量でお願いします!という無茶振りをしたこともあったっけ。


そんなにしょっちゅうは行けないけど、でもお気に入りのお店で楽しく美味しく過ごして
気持ち良く暮らせる幸せですね。



# by quilitan | 2017-03-28 22:13 | 食す | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き