夏がゆく

台風一過、青空。

少し年上の友人の野辺送り。
あまりにも突然の訃報と、間を置かず執り行われたお別れで
この先、彼女を交えて集まることがもうないなんて信じられないくらいだけれど
でも「もどらないこと」はあるものなのだとあらためて思い知らされている。

知り合ったきっかけも友達の友達、というものだったし
特別に親密な付き合いをしていたわけでもなかったけれど
それでもとても慕わしく思えた。
何よりそのひとからの一報がなかったらキッカはうちのコにはなっていなかった。
だからどうしても「ありがとう」と「さようなら」を言いたかった。


まったく、神様は自分の周りにばっかり気持ちの良い人を集めてさ・・・とちょっと恨み言。



朝夕の空気もめっきり涼しくなって
夏も終わりゆく一日。



by quilitan | 2016-08-31 23:27 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

前回の新訳から2年近く経ち、年イチペースではなくなってしまっていて
正直なところもう出ないのではないかとハラハラしていた。
今さらエラリー・クイーン・・・とか、そんなに売れていない、とか翻訳が大変すぎるとか・・・

まあ確かにあの翻訳は大変だろう。
ガチガチにお堅い創元版旧訳、スピード感重視で割り切った感のある(と私には思える)ハヤカワ版、
どちらも古くからのファンには愛着があるし、でも新しい読者を得なくては新訳の意味がないし
たいそうな重責だろうと思う。

それをバランスよく仕上げるのは翻訳者の実力、読みやすさと文章の品格がうまく共存しているのは
作品への誠意と愛情なんだろうな・・・などと勝手に思っているわけです。
エラリーも魅力的だし、なにより若々しく感じられていいねえ。

次は何だろう・・・「シャム双子」くるかなあ。
個人的に、アメリカ・スペイン・チャイナは私の中でのポイントは低めなので
それより先に「途中の家」が読みたいとか、短編集もお願いしたいとか(特に「フルハウス」)
読み手はワガママですね。
でも出版社も翻訳者も、頑張ってほしいです!

 ・・・ホームズに負けるな〜!



by quilitan | 2016-08-27 13:10 | 読む | Trackback | Comments(0)

NIKKO 2016

台風の隙間を縫うように、またまた弟ヨメ御の実家にしっかりちゃっかりお世話になって
日光路を楽しんで参りました。

あいにくとまだ雨が残っていたものの、幻想的な中禅寺湖畔もオツなもの。
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この湖の畔に建つ英国公使邸とイタリア公使邸がそれぞれ見学できるようになっており
もうね、当時のいわゆる“外交官様”たちとそれに連なる日本人の優雅な姿が
これでもかと感じられるわけです。
前は山に抱かれた美しい湖、後ろは自然林。庭先に船着き場があり、これぞ避暑地!でしょう。
ああ特権階級の暮らしってこうだよね、と庶民は思います。

英国公使邸では、目の前に広がる中禅寺湖を眺めながらティータイム。
イングリッシュでございます!のスコーンと紅茶がいただけます。
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熱々ふわふわで美味しかった。
ヨークシャーティーというのは紅茶に冷たいミルクなのね、メモメモ。


これでも結構お腹にたまる量ではありましたが、その後いろは坂を上り中禅寺湖の金谷ホテルでお昼。
この頃には薄日も差し、もしかしたら晴れるのかも?と期待も・・・

金谷といえば百年カレー。
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今回はテレビでも評判になっていたというトラウトカレー。
フライは重いんじゃないかと思ったけれどせっかくお勧めの一品だしねえ・・・
でもこれが意外と軽くて、甘めのカレーに良く合う。
ご飯もちゃんと小盛りで注文したし!さくさくいけちゃいました。

その後向かった戦場ヶ原は、青空!
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男体山の頂上もはっきり見えます。
この裏側が中禅寺湖方面なので、お山に雲がぶつかって止まってるんだなあ、と。
山の天気は本当に不思議。


そして相変わらず自宅がほぼ植物園状態のヨメ御実家。

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鷺草・・・高山植物の本でしか見たことなかったのに、あちこちに鉢があってどれも美しく咲いてます。
しかも「持ってく?」
     あああ緑の指を持たないワタクシだってのに〜〜〜・・・・・・   がんばろう・・・



翌日は那須方面に。

途中、いちめん田んぼに囲まれたあたりにやたらと『○○絶対反対』の看板が列をなしていると思ったら
アレだ、福島の放射性ゴミの最終処分場候補に“勝手に”されている地域だったのですね。
名水百選にもなっているという水源になんでわざわざ、としか思えない。
上流汚したらもう二度と元には戻らないのに。

比べるなと言われそうだが、私も抜歯のあとブリッジ架けるためにわざわざきれいな歯を削ったりするのが忍びなくて
面倒でも義歯を選んだわけですよ。
そういう感覚って至極真っ当ではないの?
なぜ、よりにもよって特に美しいと言われているものをわざわざ泥まみれにする必要があるんだろうかと
一般人は思うんですがね。
『美しい日本』を目指すんじゃないの?

まあ、それはともかく。
毒石に化けた九尾の・・・じゃない、狐が調伏されて飛び散ったうちの一つ、といわれる殺生石。

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毒というのはきっと温泉地故の火山性ガスかなんかのことなんだろうね。
今でこそ煙は上がってないが硫黄の匂いが満ち満ちているし、昔はこの上を鳥が飛ぶと落ちる、などと
言われていたそうです。
それで殺生石。
荒涼とした感じ。

上の方に行くに従って、ちょっと霧というかガス(毒じゃない)が出てきて
那須温泉のロープウェイは雲の中を上り、天頂駅周辺もこの通り。

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でも不思議とこの霧は冷たくないのです。
晴れていれば絶景が楽しめるということなのだが、まあそれもしかたない。
ちなみに私はわりとこういう雲海とか霧とか得体の知れない雰囲気が好きなのですがね。
目の前が何も見えない!って非日常でワクワクするのだ。

少し下りれば青空も見え隠れ。

でももう空気は秋です。

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・・・1年が早い・・・早すぎる・・・・・




by quilitan | 2016-08-26 21:44 | 旅する | Trackback | Comments(0)

小江戸弓始めその2

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こういう無欲な頃もあった・・・かな〜?



by quilitan | 2016-08-23 20:57 | お絵描き | Trackback | Comments(0)

所有権放棄ですって

この所業ヒトにあらず・・・と思ったが、これをやれちゃうのがヒトなのだった。

でもそれを救うのもヒトなのである。

ウチでは直接のお助けはできないので、せめてリンク貼ります。
良い御縁が見つかりますように。

汚い言葉はグッと腹に落として。





by quilitan | 2016-08-23 06:37 | | Trackback | Comments(2)

酒と茶豆と男と女

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まあ要するに、今年も無事に『寒梅亭茶豆ナイト』が行われましたということで。

産地直送茹でたてほやほやの茶豆とビール、これ以上何がいりましょうや!?
最近はワタクシもそこそこビールを嗜むようになりまして・・・でもやっぱりクラフト系の飲みやすいものに限るのですが

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COEDOは美味しいです。
ホントは白か紅赤が良かったんだけど置いてなかったのでね。

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これもとても飲みやすくて、もしかしたらビール好きには物足りないかもしれない。
「甘いようでビールの苦みもそこそこあって、誰にでも取っつきやすいが個性はないかな」といういかにも『埼玉』なキャラです。
(でも製造は取手なんだよ?)


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さらに、ちょうど神戸の友人から日本酒が到着し、写真撮るのは忘れましたが
「最低野郎」もやっと封を開け、ボウルに山のように盛られた茶豆とともにお腹の中にしっかり収まっていきました。



帰り際、寒梅亭のマンションの入口に燕の巣発見。
下にはちゃんと新聞紙が敷いてあったので、お馴染みさんなのだろうな。
まだ巣作りしてたんだねえ。
だいぶ大きくなった雛が静かに親の帰りを待っていました。
(・・・でもこんな深夜に親鳥は飛べるのだろうか?)


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土の恵みを存分に味わい、ヒトに温かく迎えられている生き物の姿を見ながら
静かに更けゆく茶豆ナイト・・・・・




by quilitan | 2016-08-21 11:27 | 食す | Trackback | Comments(2)

海よりもまだ深く

@スカラ座

今日はスカラ座さんの復活記念日だったそうで、料金も記念日価格。
スタッフさんは「よくまあこれで9年もやってこられて・・・」などと仰っていたが
ここ数年、映画は殆どここで観ているわたくしとしてはそのラインナップに感謝するばかり。
もちろん建物は古いし、レトロといえば聞こえは良いが、といった趣の劇場だから
間違っても「シン・ゴジラ」は懸からないだろうけどこれからも頑張って欲しいです。


さて、本日は有名どころの作品がぞろりとある是枝裕和監督の最新作。
是枝監督と言えば海外でも賞獲ってるし、人気もあるよね。
しかし、私の中では天秤がちょっとだけ「観に行こう」に傾くような位置にあり
実は殆ど観ていないのだ。
以前“敢えて映画のような作りのテレビドラマ”を観たのだが、それがやはりテレビという媒体ではちょっと見にくくて
なおさらだったかもしれない。

「空気人形」以来二度目の是枝作品だが、良い映画だった。
あそこが面白い、とかうまくできてる、とかではなくて、見終わって「良かった」。
感情移入もなく批評めいたことは置いてとりあえず「良かった」、そんな感じ。
時間がとてもリアルに流れていく映画。
エピソードによって緩急の演出がつけられてリズミカルに物語が済むのではなく
どれも、いうなれば「自然体」の時間。
誰も感情的に激することがなくて、いささか怪しい人物もいるけれど(リリー・フランキーが相変わらずのキャラ)ひりひりするような悪人がいないというのも作風なのか。
日本的な「陰影」のある映画を撮る人なんだな。


でもこの作品は何をおいても樹木希林に尽きる。
出番も多いけど、とにかくいい。
樹木希林の「演技」という肉付けによってこの老母という役柄がどれほど命を膨らませられたか!
「悪人」「あん」そして今回の「海よりもまだ深く」、
どれも「これが最後になるのでは?」と思わせるほど惜しみなく何かを与える人を演じている。
こんな良い女優だったんだなあ・・・
(「じゅ〜〜〜りぃぃぃぃ〜〜〜!!」と叫んでいた頃が嘘のようだ)

あと、阿部寛の息子役をやった少年がまた良い。
こちらも感情があまり顔に出ないタイプなのだが、ちょっと屈折した子供らしさを
飄々と演じていてこの先楽しみだなあ。


それにしてもこのタイトル、別にドラマチックなことが起こる作品でもないのに
どこから来たのか不思議だったのだが
作中でテレサ・テンの歌が流れて、その歌詞の一節がこれ・・・
それに引っかけてのセリフのやりとりもあるにはあるけど、別にそこが格別に重要なわけでもない。
(むしろセリフは聞き取りにくいんだよな)
それこそあまり深く考えなくてもいいのかもしれない。
人それぞれ、気持ちの深さも浅さもいろいろあるよ。
そもそも大上段にテーマを掲げる作り方はしていない。
もちろん考えていないのではなく、作意はしっかり感じるけどね。
「アレがアレだから」とか「アレして」といった気心しれた間柄でよく交わされる指示代名詞の会話が
頻繁に出てくるあたり、ちょっとわざとらしいなと思ったりもしたが
その辺も樹木希林が一番自然に聞こえた。


とにかく樹木希林で一見の価値あり、といえる映画だった。






by quilitan | 2016-08-18 22:42 | 見る | Trackback | Comments(2)

祭りが終われば

8月も中盤を過ぎ、何となく晩夏の気配・・・

有明祭りはお友達が来てくれてこその売り上げって感じでしたが、まあそんなものですね。

ひと息ついて、今日はコビのワクチン接種に行き、台風接近のお蔭で少し日が翳ったのを幸いに庭木の刈り込み、
その前にもちろん冬コミ申し込みも完了!
さてどうなりますか。


こりゃ明日は筋肉痛だなあ。

by quilitan | 2016-08-16 16:13 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

夏の祭り

・・・といえば

有明方面で行われる例の・・・アレですよ。


そして今回は久しぶりにディーラー参加します。
こんな感じで猫本です。



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お盆休みも真っ盛りの14日、暑い時には熱い場所で!ということで
お時間と体力のある方はぜひ。








西2ホール うー07b 「まずるず」

by quilitan | 2016-08-10 02:44 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

ノリで

無謀にも10月の五段審査の申し込みをしてしまった。

先日の講習会で教わったことがちょっといい感じになっていたのも束の間、
ここ数日またぞろプチトンネルに入ってしまった感があるっていうのになあ・・・

経験値とはいえ受審料も安くはないのになあぁ・・・・・・!


集中力が欠けているのとか、小さなことが刺々しさを増して感じられるのって
暑さのせい・・・でいいですかね。
ごく普通に使う言葉がキイボード上でとんでもない変換されたりするとものすごくイラッとしたりね〜。
年のせいとは思いたくないものだ。

4年後、この暑さの中でオリンピックやるの?本気?
by quilitan | 2016-08-08 22:28 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き