秋が胸に沁みる

知り合いの訃報が届いた。

しばらく闘病していたけれど、もちろんよくなって戻ってくることを信じていた。
まだ若いのに、本当にもったいない。
キナ・リス・たんごの絵柄を編み込んでセーターを作ってくれた人だった。
モデルになった猫たちももうすでにない。


そんな折り、キッカの最初のお母さんになってくれた友人から
送られてきたもの。
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キッカと2ヶ月間一緒に遊んでくれたパグの「こなつ」さんは
この夏に虹の橋に渡ってしまったけど
そうだよね、みんなずっと一番なんだよね。


最近、少々心がささくれることがあり
澱んだ気持ちをもてあましていたのだが
そんなくさった気分のまま時間を無駄にするのはバカバカしい。
綺麗な気持ちでいたいものだと思うのでありました。
by quilitan | 2013-09-29 21:52 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

仕事に入ると、たいていは10日ほど道場には行けなくなる。

そんな休みのあとの出来事。

私が練習に行っている時間帯は、初心者教室で教わった先生方が来られることもあり
教室出身の面子が自然に集まるようになっているもの。
特にひとりの先生についてご教授願うというものではなく
順繰りに弓を引き、そこで上の方々が何か気付けば指導するという形で進んでいる。
だから何か注意されることもあれば、黙々と引き続けるだけということもある。

それが先日、行射に入っている最中に、80を越える先生にいきなり指を弾かれて
強い言葉を投げつけられた。
以前「指を強く握りすぎる」と指摘されたことがあり、
そこで「気を付けます」とか「わかりました」と言えばよかったものを
自分の感覚を優先して「握っていないのですが・・・」と言ってしまったことがある。

おそらくそれを指してのことなのだろうが
「やっぱりやっているじゃないか!」と食ってかかられたのである。
スイッチが入ってしまったのか、
“車は急に止まれない”とばかりに乱暴な言葉が次々と放たれ

     「大した女だよ!」

ときたもんだ。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・なにそれ。



武道も、上級者は敬うべきものとして絶対であるという意味では体育会系だ。
だから上のものが言うことに異を唱えるなどもってのほかだったのかもしれない。
ただ、「教えに従えないなら道場に来るな」といわれたのであれば
専横的だとは思うけど、ことは〈弓道の範囲内〉ですむ。
しかし、たかだか3年、週に数時間同じ道場で練習するという程度の接点で
こちらの人間性の部分にまで言い及ぶような言葉をいわれる覚えはない。
その言葉の根拠はどこから来たのかと問い質したい気持ちはあったが
そこでまた「でも」や「しかし」などといったら火に油を注ぐだけなので
おとなしく謝りましたよ。

「いつもいつも何回も・・・しやがって」というような言い方は
頭が少々怪しくなり始めた父とのやりとりで覚えがあるので
年齢の弊害で、その場でいきなり着火して火を噴いてお終い、ということは多々ある。
そして、もしそうだとしたら本人は言ったことなど覚えていないだろう。
たとえ覚えていてもそれは自分に都合よく解釈するんだよ。
この老先生も、私に言葉を投げつけた直後に他の人と談笑していたくらいだから
感情を吐き出してスッキリしたんだろう。
でも、こちらはそうはいかない。
言葉はきっちり耳に残っている。
身内でもなければ親しい付き合いがあるわけでもない相手を斟酌するつもりはない。
(頭がクリアな状態で仰られたならいうまでもない)
いいお年をされているのだから、ご自分の言動には責任を持っていただきたい。
こちらとしては、道場にいらっしゃる限りは“弓道”という「道」という名の付くものの
指導者として捉えるほかないのだから。

たぶん、私とは相性が悪いんだろうな。
私の方も、指導されることが今ひとつ自分にしっくり来ない感じがして
ちょっと距離を置きたい気持ちがあった。
そういうのも感じ取ったのかもしれないな、とも思う。


今回、私の何かが向こう様のスイッチを押してしまったように
私の方も、この言葉は沸点を超えてしまった。
練習に行くにしても、顔を合わさない時間を・・・と思ったけれど
何せお時間がたっぷりあるゆとりの高齢者ですからね、ほぼ毎日いらっしゃるわけだ。
それを避けていたら、逆に私が自分の時間を犠牲にすることになってしまうので
しかたない、今まで通り練習には行くことにした。
その代わり、透明人間になる。
間違っても「失礼な人間」と思われるようなことは決してないように注意しながら
今後一切、関わらないようにしてにいくつもりです。


〈 弓道はただのスポーツではなく“道”である 〉   のだそうですが
まあ色々あるものです。

でも続けますよ。
「この道場内で他にはいない」「たいした女」ですからね、
こんなことで引っ込みません。
by quilitan | 2013-09-25 00:28 | 弓道

懐かしい再会

数年(あるいは十数年?)ぶりに、小学校の同級生に会いました。

まるで想像もつかなかったことですが、何と絵本と雑貨のお店を始めたとのこと。
「あぷりこっとつりー」という小さなそのお店は、元々住まいであったところを改装したそうですが
これが原宿のど真ん中というとんでもない立地。
でも、1本2本と路地を入るごとにこんなに喧噪から離れていくものなんだ!
というくらい静かです。

さらに言えば、小学校の担任だった先生もご一緒です。
数えで御年米寿とのこと、それが早足で原宿の雑踏をスイスイと歩いて行かれるその姿に
ちょっと負けてはいられないと痛感した元生徒たちでした・・・・・

お店はまだ開店したばかりで木の香りも真新しく新鮮。
久しぶりの再会も嬉しかったけど、絵本がこれだけ勢揃いしているのは
最近見かけないのでそれが非常に楽しかった!
目があっちこっち彷徨ってしまうのよね〜。
絵本を揃えるというのは、書店という形としてはかなり贅沢なものなので
それでなくとも潰れる書店が多い中では貴重な存在です。
絵本ばかりは現物を見て、印刷の感じとか紙の感触に触れないと良さがわからない。
よほど決めているものでなければ通販では買えません。

今回、私はガブリエル・バンサンという作家の本を買いました。
恥ずかしながら初めて見る作家です。
素晴らしいデッサン描写に買わずにはおれませんでした。

ああ、こういう絵で描けたらどんなにいいか!!!
と妄想に耽ってしまいます。

もう一冊あったけど、まあ、慌てなくても次回に・・・と思って残しちゃった。
売り切れる前に行かなくては・・・・・

お店の場所がわかりにくいのと、土日しかやっていない(店主はまだ勤め人です)ので
色々大変だとは思うけれど、頑張って欲しいです。


あらためて考えると、小学校を卒業してから経った年月と
自分が積み重ねてきたものがどの程度比例しているか、ちょっと恐ろしくもあり・・・
でも数十年のブランクが一瞬で吹き飛ぶ再会が果たせるのは幸せなことです。

原宿の表通りの賑やかさに疲れたら
覗いてみては如何でしょうか。
by quilitan | 2013-09-24 12:56 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

秋の誕生会

毎度おなじみの寒梅亭でございます。

そして、こちらも毎度のことながら集まり方が三々五々でして
先に来た人からさっさと美味しい料理&酒にありつける、と。
主賓を待ったりなんかいたしません。

でもご心配なく。

         一番乗りさんから
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         順繰りに

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         料理は次々と出てくるのです。

もちろんお酒もね!

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頂き物だというこの日本酒、甘くて濃くて美味しかった。
taさんお手製の柚子胡椒をつまみにしたら杯が進む進む・・・・・
既製品に比べて格段に新鮮で辛さも生きがよくて美味しかったなあ。
来年は是非作りたいです。

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         モーモーズ揃い踏み。

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最後にラムで漬けたボイセンベリー酒という掟破りのアルコール度数で
けっこうな酔っ払いができあがります。

何やらけっこうエグイ会話をしていたような記憶もちとありますが
飲んだくれの秋の夜。たまらんねえ。
by quilitan | 2013-09-22 19:12 | 食す | Trackback | Comments(0)

台風一過

あちらこちらで大きな爪痕を残した今回の台風。
まる一晩暴れて、夕方には秋の空。

強風と大雨に空気を洗われたあと
山並みと富士山がひときわ美しく見えました。

30分くらいの間に刻々と色を変える夕暮れの空。

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美しいといって風景を愛でていられるありがたさです。

わりとなにごともなし、でノホホンとしていたわがサイタマも
ここへきていきなりの竜巻突風で大きな被害が出てしまいました。
あの大地震からこのかた、天災の被害に遭った人の数が
加速度的に増えている気がする今日この頃・・・・・
by quilitan | 2013-09-18 21:14 | 雑録 | Trackback | Comments(0)

証拠写真

キッカちゃんの誕生日にお仕事に入ってしまったので
お祝いもへったくれもなくご無沙汰の1週間でありました。

無事に1歳になってくれたキッカさん、
今浦島となって家に戻った私の目に飛び込んできたのは

・・・・・・・・ケースの中で将棋倒しになっているフランシーズ

・・・・・明後日の方に落ちている写真

・・・鴨居から落っこちそうな額(忍法鴨居渡りは健在)


     上にあるものは下に落ちる
     高いところは登るためにある      
     もんくあーるーぅぅぅ?         
                

              
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とでもいいたそうな生意気な1歳。


そんな生意気ムスメ、お水大好きキッカちゃんの水浴び姿。
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そろそろシャワーより湯船に浸かりたくなる季節、
また扉の外で「いれろーん」と鳴くんだろうな。
by quilitan | 2013-09-18 20:56 | | Trackback | Comments(2)

庭猫オペレーション

昨日、ミケちゃんを捕まえて獣医さんに運び入れ
本日お迎えに行ってミッション完了。
耳カットもされてます。
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ミケちゃんは、そこそこ人慣れしているので
「いつ連れて行こうかな〜」なんてちょっと余裕の対応だったのですが
この数日まったく姿を見せず
折りしも外では秋の恋の季節の雄叫びも聞こえ始め
これはのんびり構えていたら、あっという間にまた・・・・!!

ということで、4日ぶりくらいに姿を現したミケをさくっと抱え
ケージにそのままするりと入れて
何が何やら え え え?というミケちゃんは車の中へ。
お母ちゃんファミリーでお世話になった動物病院にお願いしました。


そして今日、戻ってからご褒美のパウチを2袋完食し、
牛乳をいっぱい飲み干しました。
それほどビクビクしたり騒いだりせずおとなしくケージにいるので
これは明日の朝、もらった抗生剤を飲ませてから放せるか思っていたら
やっぱり出たいコールが始まってしまいました〜。

      「とっ捕まって病院」経験者・1号ちゃんが興味津々で眺める之図
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まあね・・・仕方ないです。とりあえず食べて飲んだし、よしとするか。
ケージの扉を開けると、
お母ちゃんファミリーのように脱兎のごとくというのでなく
すたすたっと歩いて去っていったミケちゃん。
もしかしたら仔猫のいるところに戻っていったのかしら。

できれば明日の朝ご飯を食べに来て貰いたいもんです。
by quilitan | 2013-09-06 18:30 | | Trackback | Comments(0)

お水だいすき

洗い物をしようと水を出すとどこからともなく現れる。

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キッカちゃん、お水が大好き。

この後、水の下をくぐって
首の後ろに浴びながら、滴る水滴を舐めるのであります。

普通に水を飲むときも、必ず手を突っ込みます。
掬って飲むこともあるけど、ただ単に手を浸したまま飲むこともしばしば。


拾われた田んぼにいた一晩、雨が降っていたそうです。
お水に濡れていると優しい人が助けてくれるという
条件付けができていたりして・・・・・・・
でもこれ以上、拾いようもないですよ・・・・・?
by quilitan | 2013-09-04 11:23 | | Trackback | Comments(2)

「あまちゃん」がいよいよ大震災を迎えた。
どう見せるんだろう、とずっと思っていたのだが
観光協会の大ジオラマでそれを表してみせたのは秀逸というしかない。
ただ生々しい映像ではない、想像でもない、
それは2年という歳月を経た距離から見た、少し遠くからではあるが確かな現実で
きちんと表現されていた。
この手腕には脱帽しました。

震災以降となったこの2日ほどは
いつもの小ネタをバラ撒く展開は鳴りをひそめた感がある。
やはりあの「現実」の前では、それに対して正直になるほかはない。

そんな素直な展開に、実は少々気持ちが落ち着いている私です。

そしてあらためて気付かされたのは
「あまちゃん」はオタク度を試されているような作品なんだということ。
どれだけネタの元を知っているか、どれだけ深読みできるか
観ている側が掘り下げレベルの比べ合いを楽しむゲームのような作品。
私もそこそこのオタク心を持っていることと
リアルに通過してきた時代を面白おかしく振り返る年齢でもあるので
まんまと術中にはまっていたわけですが・・・
今日の放送、震災から早くも一歩を踏み出そうとする列車の場面で
流れた「銀河鉄道999」の音楽が
これまでのどんな展開よりも胸に染みたことで
自分の単純さをちゃんと認めるべきだと思ったのでした。


作品の筋立てが複雑だったり、見せ方が入り組んでいたりという
構造的なものとは別の“知恵比べ”は
自分が持っている材料でやる分にはいいけど
今のようにネットでありとあらゆるネタが掘り起こされて与えられると
せっかく自分が感じたことが情報に紛れて消えかねない。

私の頭は、もっとずっと単純にできている。
そして偏屈なのです。



***

そして、大きなお世話なんだけどどうしても思ってしまうこと。
能年玲奈があまりにも「あまちゃん」にピッタリとはまりすぎて
このドラマが終わった後、ちゃんと天野アキから自分に戻れるのか
回が進むごとに不安な気持ちになってしまうのです。
ハマリ役って両刃の剣だよね・・・
by quilitan | 2013-09-03 15:10 | 考える | Trackback | Comments(5)

「パンダコパンダ」をありがとう。

「未来少年コナン」をありがとう。

「天空の城ラピュタ」をありがとう。



以上。


追伸:
「ゲド戦記」は「シュナの旅」でよかったのではないかと
あれからずっと思っています。
オリジナル作品であったなら、たとえ出来栄えがどうであろうと
火が垣根を越えて燃え広がることはなかったでしょう。
「ゲド戦記」から弾けて飛んだ火で火傷した傷は
今も痛みます。
by quilitan | 2013-09-02 09:14 | ぶつぶつまめつぶ | Trackback | Comments(6)

猫と雑文ときどきお絵描き