お花見の予定が、雨で流れてしまったので読書。

篠田節子さんの本はページをめくる手が止まりません。

この作品は、オカメ使いさんが
「これ読んでから朱鷺が怖い!!」といって薦めてくれました。

これはホラー風味だけれど
篠田節子という作家は舞台を創作するのが本当に巧いなあ!
どれを読んでも、そこに描かれたもの(私が読んだ限りでは
 “国”“小説”そして今回の“絵画”)が
まるで実在するものであるかのように感じられる。
そして、あくまでも第三者的な観察者の立場を崩さない。
今どういう状況なのか、何が起こっているのかを緻密に描くことで
そこにいる登場人物たちの行動や心理描写を導き出している。

リアルとエンターテインメントというものをよく知っている作家なんだと思う。
by quilitan | 2013-03-30 17:41 | 読む | Trackback | Comments(2)

爛漫

・・・お酒の名前じゃありませんよ〜

今年は桜が咲いてから好天が続いてます。
有名どころではなくても近所にお花見スポットがあるので
買い物ついでにカメラ片手にお散歩。

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川べりは、開放的でいいな。
暖かかったので風が爽やか。

公園の真ん中の池
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四阿風の建物があって、けっこう頑張ってる。
ここには、バリケンというけったいな風貌の鳥がいます。


これで八分から九分咲きといったところ。
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久しぶりに見たシベリアン・ハスキー!
みんなまだ冬毛でもっこりふっくり。
犬と、小さい子供と、老人がメインの平日は歩くのにちょうど良い。
こんな場所ですが休日ともなれば車が列をなし、違法駐車もあり
ミニパトが不意打ちを食らわせてくれたりもします。


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ちょっとアレンジしてみた。


今年の桜は少々色が薄いように思えるんですが・・・
気のせい?
by quilitan | 2013-03-29 13:46 | わが街 | Trackback | Comments(0)

他人の顔 :安部公房

ロンバルディア遠景」で引用されていた作品はこれだった。

私は自分が“活字中毒”なんだとずっと思っていたけれど
ここのところ、風味にクセのある作品を立て続けに読んで
“本好き”と“マニア”と“活字中毒”は違うのだとわかりました。

安部公房は中毒になる作家だ。
強い薬草酒みたいだ。
by quilitan | 2013-03-27 23:21 | 読む | Trackback | Comments(0)

りすん :諏訪哲史

最新作から遡行して、第2作目まできた。

この人の作品を見ると、内容云々ではなく
「小説とは何か」という根本的な問いを
突きつけられる気がする。
でも、中身はあくまでも「小説」なので
別に問答しているわけではないし持論を滔々と述べているわけでもない。
毎回毎回、実験的というか、表現方法を試行錯誤し続けることで
問いながら答えを探しながら・・・というような感じ。
まるで目隠しで走っているようだが
それでもなお“ああこの人の作品だ”と思わせる1本の筋がある。

今回は「会話体のみ」という一篇。

室生犀星の「蜜のあはれ」も
金魚とをぢさまの会話だけの作品だったっけ。
ただ、「蜜のあはれ」は川が流れていくように
物語が時間と共にスライドしていく感じだったけれど
こちらは逆にひとつところに留まっている。

小説というものの中にある限り
登場人物は世界の果てに行こうが宇宙にでようが
結局は「枠」から出ることはないのだとすれば
別に彼らに広い世界を作ってやる必要はないとでもいうかのよう。
自分で自分の尻尾を咥えてぐるぐる回る犬が
どんどん地面を削って地中に埋もれていくような世界の中で
では、どうすれば「枠」から出ることが可能になるか、というのが
多分今回の作品なんだろう。

そして、完全に、とは言えないけれど
半分以上はその試みは成功しているように思えるのだ。

人によってはすごく読みにくい(物語ではないから)作家だと思う。
好き嫌いという判断でしか人に伝えられない。
でも私は好きです。
実験的作風とか、探求していることとか、
そういうものを無視してしまうのは
この作家が小説を書く理由を無視してしまうことになるのかもしれないが
頭で考える以前に、おそらく“好きなタイプ”なんだと思う。

さて、残るはデビュー作か。
by quilitan | 2013-03-27 11:59 | 読む | Trackback | Comments(0)

グッジョブ

日帰り観光地としてそこそこ名が通ってきたわが街、
つられて見て歩くと
けっこう地元愛に目覚めてくるもんです。

オカメ使いさんとの待ち合わせの前に
先日の喜多院の枝垂れ桜に続いて別の名所に立ち寄ってみた。

「中院」の桜です。
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思いっきり、惜しげなく枝垂れています。
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ミモザも咲いてます。
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屋根の上の狛犬も桜にくるまれる

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枝垂れっぷりが、まるで着物の柄のよう。

喜多院からはホントに目と鼻の先だったので
ちゃんとリサーチしておけば
こちらの美しい花も観られたのですよね・・・
案内人としてN.G.J!

その後、都内へ出てオカメ使いさんと用件を済ませ
「ゴハンどうしよう?」
「スペイン料理いっちゃう?」

再び地元に戻り、いつもの el lagar へ。
寒梅さんも加わっての、“今だけしか食べられない食材”を味わう。

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ホタルイカ

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タコのガリシア風
下にジャガイモが敷いてあります。

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そしてそして、お目当ての牡蠣のオーブン焼き!
何という立派な牡蠣!!
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一人3個ずつぺろりと平らげてしまった。
柔らかくてホワホワ〜ジューシィ〜〜〜!!

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海のもの三昧ということで、白ワインをチョイス。
これは美味しかった。
口当たりは甘いんだけど、実は辛口なのでべたっとしない。
味も濃くて好みです。
Torresのワインは赤でも白でもどれもハズレがないなあ。

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赤ピーマンに詰め物をしたpiquilloは
ナッツが入っているせいか、焼いていないのに香ばしくてオイシー。
ここはもう街自慢したくなる店ですね。

他にも、小さなコーヒー店を見つけたり、普通の町屋も味がある感じだし
歩き回るのが楽しい街になってきた。
がんばれ地元ー!
by quilitan | 2013-03-23 11:23 | わが街 | Trackback | Comments(2)

花見

梅の花の終わりと重なるかのように
ここへ来て、一気に桜の開花が報じられてます。

枝垂れ桜は一足早い、というので
今日は地元・川越は喜多院で観桜と洒落こみました。

地元といっても知らない場所がまだまだ多いんです。
裏道にはこんな味のある民家も・・・
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喜多院は久しぶり。
枝垂れ桜は八分くらい咲いていたけれど
ソメイヨシノはまだまだなので人もそれほど多くない。
昨日の雨にさっぱり洗い流された空気は気持ちよく
のんびり散策。
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五百羅漢さんも久しぶりだね。
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お昼は、てくてく歩いて行った先のお目当ての蕎麦屋が定休日で
歩いた分お腹も減り、贅沢にも鰻を奮発!
これこそ久しぶりだぁ(涙)
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ふっくらして美味しかったです〜!!


こちら途中の休憩所にお住まいの猫様。
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・・・・ハンサム。

菓子屋横町にも立ち寄り
お約束の芋ソフトも食べて満足満足!
花も団子も、日和でした。

中院の桜もキレイらしい。
雨が降らないうちに行きたいものだ。
by quilitan | 2013-03-19 17:50 | わが街 | Trackback | Comments(0)

アシモ

NHKでロボットを取り上げた番組をやっていた。
アトムやロビタがいて当たり前の世代に育ったものとしては
アシモがたまらなく愛おしい。
以前、ヒューマノイドを扱ったスペイン映画でも感じたことだけど
おそらくこういう感情って欧米にはないんだろうなあ・・・
欧米人にとってロボットは“道具”だもんね。


さて、そんな世界を代表する「人気者・アシモ」
人気もあり、技術の最先端を行くご自慢のアシモが
東日本大震災という現場にあって
たとえば壊滅的被害を受けた福島の原発で
人間が入れないような危険な場所での復旧作業にあたるなど、
ロボットしての本来の活躍が出来なかったことに
ホンダは忸怩たる思いだったらしい。
それで、原発事故の収束作業に役立つロボットを
「無償で」東電に提供する、という申し出をしたという。
東電は「ならば、放射線量が高い場所のバルブを締められるものがあると助かります」
ということで開発を進めた。
が・・・途中で仕様が変更になって、投入が遅れているという。
その「仕様変更」というのが
東電から当初いわれた「バルブ締め」用の「手」の部分。
「あ、ごめん、実はバルブ締めるとかそういう問題以前に
まだ壊れた原発の内部状況がよく分かってないんでカメラ搭載がいいかな」
となったらしい。
番組の趣旨とは少々離れたところで
図らずもまた東電の“一事が万事”的な対応を見て
ものすごい無力感に襲われてしまった。

もちろん、ホンダだってそれが活躍すれば宣伝にもなるという
目論みはないとは言えないだろうけれど
それでも自分たちの技術で出来ることを、というのが出発点だろう。

アシモが泣いているよ・・・・色々な意味で。
by quilitan | 2013-03-18 00:30 | 見る | Trackback | Comments(0)

カボチャを見に

埼玉と横浜が1本で繋がりましたね。

開通記念ということで
埼玉側のメトロの起点になる和光市でイベントがあり
草間彌生のオブジェが展示されるという。
しかもタケカワさんがミニライブをやるというじゃないですか!

そんなわけで初めて和光市に降り立ったのでした。

いたいた、巨大カボチャ。
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これはビニールだったのですね。
私はずっと硬いもので作られているものだと思っていた。
でも、こういう美術品を目の前で見るのは楽しい。

屋台も出ているというし、ライブまでの1時間半ほどを
腹ごしらえしながらまとうかな、なんて思っていたら
予想以上にすごい人出にちょっとびっくり。
メインの通りをホコテンにしているんだけど
通りの入り口、駅側にステージ作っちゃったものだから
見物人が溜まっちゃって身動きが取れない。

やっとくぐり抜けて屋台を色々見ようと思ってたけど
揚げ物やさんは油換えてて動かないのでパス。
他も行列だったり売り切れだったり(まだ1時ちょいなのに〜)
結局屋台の最後尾まで来ちゃって
移動販売のパン屋では30分以上並ぶ羽目に・・・・
イベントで家族連ればっかりだと
一人が4個5個と注文するから追いつかないのね。
ワーゲンのアイスクリームバンじゃ一度にそんなに作れないんだろう。
でも私もお腹空いてたし、ライブの時間が刻々迫るし
・・・なんか有名なトコみたいだったけど
そんな感じでちょっと満足度が下がってしまいました。

そうこうするうちに、パン屋のすぐ後ろでバイクの排気音が響き渡る。
ホンダのチームが何やらデモ演技をするようだ。
ちょっと見たいかも・・・!
でもタケカワさん見るの久しぶりだし・・・
と思いつつ、ちょっとバイクに浮気。

これがカッコいいのである!
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ジャックナイフ〜
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ウィリ〜〜!
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進行のトークもうまくて
夢中になってみていると、いきなり
「すいませーん、警察からもういい加減切り上げるよう
いわれちゃいまして〜」

そういえば、とライブステージの方を振り返ると
撤収している・・・!?


どうやら人出が予想を超えてしまって危険と判断されたのか
警察からの要請で
タケカワさんのライブも含め
イベントは途中で中止になっちゃたのでした。

まあ、とりあえずカボチャは見たし
予定外のバイクデモンストレーションで楽しかったから
よしとするか。


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帰り際、川越駅で見かけた「元町・中華街行き」
でもラッピングが東武のソラカラちゃんでいいのか〜??


ちなみに埼・横直通運転という長いラインも
問題なく初日は乗り切ったみたいです。
しかし、日本のダイヤ編成って凄いなあ。
by quilitan | 2013-03-16 23:58 | 見る | Trackback | Comments(0)

正直なところ、今季の浅田真央のSPプログラムは
あまり彼女にフィットしていないような気がする。
(衣装のセンスも、まあ・・・・・)
けれど、浅田真央はそれで良いのだ。
あのプログラムは、“浅田真央の魅力”と思われている最大公約数を引き出しながら
きっちりと隙間なく「勝つ要素」が組み込まれている。
そして、それこそが競技者としての浅田真央が選んだものなのだ。

私は、バンクーバー五輪で浅田真央が見せた「鐘」が大好きで
内容もイメージも最高のプログラムだと思っている。
(あの時の衣装も、最高に似合っているとは言えなかったけど
 陽明門の逆さ柱くらいに考えればいいのだ)
競技でありながらとても上質な一個の作品であったのだ。

でも、彼女はその五輪で思い知らされてしまったんだよね。
どれほど自分が努力して、それが結実して
魂のこもった演技をしようとも
彼女の力の及ばないリンクの外に
越えられない壁が立ちはだかるということを。

その後のひどい不調やプログラムの不調和などを経て
今、彼女は「自分に似合っている」プログラムではなく
「勝つ」プログラムに確実にシフトしたんだと思うのである。
もちろん、気持ちが入らなければいい演技も出来ない。
「そのプログラムに自分を乗せる」ことを勝つためのひとつの技術として
今のSPに打ち込んでいるように思えるのだ。

「鐘」で見せてくれた、何かが憑依したような鬼気迫るものが
あまり感じられないのは淋しいけれど
でも、それこそが浅田真央の成長なのだと思う。
彼女は全てを糧に出来る強さがある。
外野がどんなに貶めようとも、努力している人の美しさは揺るがない。

この時点でFSも終わっているんだろうけど
私は彼女が美しく羽ばたくことを心から願っている。



今回も、女子は相変わらず救い難い実況がくっついてくるので
テレビ放映は見る気がしません。
あのアナウンサーが愚かなのか
それとも上司が愚かなのか、私にはわからない。
考えたくもない。
競技者へのリスペクトより自分の言葉を優先している時点で
スポーツ実況アナウンサーとして失格といっていいんでしょうね。
そして、言葉を泥んこ遊びのように扱っているという意味では
アナウンサーとしても失格かも・・・・
by quilitan | 2013-03-16 17:13 | 考える | Trackback | Comments(0)

ヒール健在

もやもやぶつぶつ言いたいことがお腹に膨れてきて
しまいに本当に気分が悪くなってきそうだが
聞く耳持たない相手への文句を溜め込んでいるのは
自分の心にも体にも宜しくないので
ここはスッパリ気持ちを綺麗にしたいと思います。

22歳という若さで、素晴らしい精神力と美しさを備えた
尊敬すべきアスリートたる浅田真央、
自ら納得できる演技で今シーズンを終えますように。

悪霊退散。
祓い給え清め給え〜〜!
by quilitan | 2013-03-15 23:53 | 見る | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き