2017年 05月 18日 ( 1 )

「天使の季節」は、若者が主人公なので却って古さが目立つものだった。
昔の日本映画を観ているような感覚ですね。
若尾文子とか有馬稲子とか、ちゃきちゃきした美人女優が眼に浮かぶ。
男は池辺良とか。

「花筐」は、「歌枕」に入っていた二編が含まれていた。
そういうダブりも結構あるのだがなにせ閉架書庫から出されてくる本なので
残念ながら借りる前にチェックできないのである。

このひと、純然たる創作ももちろんあるが、
中短編には自分の身の回りの出来事や人をモチーフにした作品が多い。
さらには同じモチーフを繰り返し用いて書いていたりもする。
でも自分自身を投影しているわりに現実感が薄いのは作家としての眼が効いているということだ。
その辺が好みでもあるのだが、ここまで立て続けに読んできて、タイトルと作品の中身が混然としてきた。
前のめりに次々と読んでいるので、中身がトコロテン式に押し出されているということか・・・
自前の本なら読み返せるのに・・・とちょっと思うが置き場所がないのは致命的。


とりあえずこの辺で一旦小休止して、少し落ち着こう。




by quilitan | 2017-05-18 21:47 | 読む | Trackback | Comments(0)

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