東京都写真美術館
2009年 12月 10日
まるで異国の街のようで何やら無機質な感じがします。
お上りさんはちょっとドキドキ・・・。
先日、TVで紹介されていたのをたまたま見て
その写真の美しさに惹かれて行ってきました。
美しい写真を撮る人です。
難民キャンプとか、しゃれこうべの山とか、そういうのもあるのだが
圧倒的にアフリカの風景と人が美しいわ。
ここが同じ地球なのか、と思うほど別次元だ。
環境の面から見ると絶望的な砂漠も、くらくらするほど美しい。
「戦争や飢餓の報道写真を美しく撮ることに異議を唱える人もいるが
美しい光景がそこにもあるのだ」とTVでご本人が言っていた。
飢えて瀕死の人のいる場所にも、平和な町にも
同じように朝日の差し込む美しい一瞬は訪れるのよね。
その時にそこにいる人がそれを撮るのは当たり前なのだ。
美しくて力強い、こういう写真て好きです。
ただ・・・
展示されているのがオリジナルのプリントだったら
もっと気持ちを揺さぶられたんじゃないかと思って・・・。
展示されていたのは、注意書きもあったけど
インクジェットプリントでものすごく大きく引き延ばしたもの。
小さいもので全紙サイズくらい。
勿論そこまで引き延ばしても耐えうる写真なんだけど
フィルムの深みっていうか・・・奥行きが物足りない気がした。
銀板で撮ることの意味ってそこにあるんじゃないのか?
それとももうデジタルで撮っていらっしゃるんだろうか。
でも20年くらい前の作品も展示されてたし、
まあ展覧会用のサイズということなんだろうけど・・・
ご本人の希望だったらしょうがないけど・・・ぶつぶつ。
あともう一つ。
カタログが小さいっ!!
写真展のカタログなのに、Macミニくらいのサイズってどうよ!?
当然載っている写真も小さくなります。
で、妙に立派な装丁になっているもんだからそんなんで2200円。
ミュージアムショップの売り場にいたオジサンオバサンが、
「写真がこんな小さくちゃねえ」「ポストカードもないし・・・」
「もう少し考えて作ってくれないと」
「頼まれてるから買うけど〜・・・」
こればかりはオジオバ連の文句が正しい。
勿論、私も買いません。
同じ所に積んであったサルガド写真集はとても良かった。
大判で、本来のプリントの雰囲気があってとても欲しかったけど
1万する本をポンと買うわけにはいきませんよ・・・・・。
いつか・・・ね。買えたらね。
by quilitan
| 2009-12-10 22:25
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