渋谷で
2008年 10月 22日
映画と美術展をハシゴ。
帰りにはクリスピークリームドーナツを買ってきました。
BGMはマクロスFで…。
映画は「落下の王国」。
不思議な映画だった。
綺麗に言ってしまえば「ほんのちょっと昔、病院で入院中の青年が
偶然出会った少女に語るお伽話」。
でも実際の青年は失恋して自殺願望のあるヘタレスタントマンで
少女は(多分)トルコ系の移民労働者の小太りの娘。
でもこの少女が本当に良いんだ!
英語はいかにも移民くさく、5歳という年齢らしい
とんちんかんでいかにも子供がやりそうな調子のいい受け答えをし
目の前のご褒美=お話の続きをしてもらう、ということだけしか
考えてない天然キャラがなんて自然でリアルなことか!
すきっ歯だし、ずんぐりだしお世辞にも美少女キャラではないのだが
いい味出しているんだなあ。
世界中の旧跡を背景に、ベルトルッチ並みに
美しく贅沢に作られた「作り話」の映像と
情けない現実のトンデモコンビが妙にマッチして
何とも味わい深い。
矛盾した言い方だけれど、「地に足の着いた絵空事」だと思った。
映画なればこそのものだろう。
だから劇場のスクリーンサイズでないと退屈してしまうかもしれない。
ちょっと昔の「ゴシック」という映画を思い出しました。
「訳ワカラン」と思う人も多いかも知れない、ということも含めて。
「J・E・ミレイ展」
オフィーリアで有名ですね。
私は基本的にラファエル前派の絵が好きなのだが
それはひとえに、綺麗だから。
あの一連のグループの絵は綺麗でナンボだと思っている。
ミレイの絵も実物を見るのは初めてだけど確かにきれいだった。
改めて「プロの画家」という存在を痛切に感じた。
ちゃんとその時々に人々が求めている題材や描き方を取り入れて
売れる作品を描くのだ。
画家さんだって売れなきゃ困るんだもんねえ。
だからどれも完成度は高かった。
ただ、飾られていた絵が、ある日美しい風景写真に変わったとしても
印象は変わらないような気がする。
きれいな絵は好きだ。
でもときめきは、なかった。
一番印象に残った絵が、絵はがきとかグッズになっていなかったのが
ちょっと悔しい。
キナちゃん、今日でひと月です。
タンゴとリスがそれぞれ布団トイレと食欲のお役目を
引き継いでくれています…くぅ〜。
帰りにはクリスピークリームドーナツを買ってきました。
BGMはマクロスFで…。
映画は「落下の王国」。
不思議な映画だった。
綺麗に言ってしまえば「ほんのちょっと昔、病院で入院中の青年が
偶然出会った少女に語るお伽話」。
でも実際の青年は失恋して自殺願望のあるヘタレスタントマンで
少女は(多分)トルコ系の移民労働者の小太りの娘。
でもこの少女が本当に良いんだ!
英語はいかにも移民くさく、5歳という年齢らしい
とんちんかんでいかにも子供がやりそうな調子のいい受け答えをし
目の前のご褒美=お話の続きをしてもらう、ということだけしか
考えてない天然キャラがなんて自然でリアルなことか!
すきっ歯だし、ずんぐりだしお世辞にも美少女キャラではないのだが
いい味出しているんだなあ。
世界中の旧跡を背景に、ベルトルッチ並みに
美しく贅沢に作られた「作り話」の映像と
情けない現実のトンデモコンビが妙にマッチして
何とも味わい深い。
矛盾した言い方だけれど、「地に足の着いた絵空事」だと思った。
映画なればこそのものだろう。
だから劇場のスクリーンサイズでないと退屈してしまうかもしれない。
ちょっと昔の「ゴシック」という映画を思い出しました。
「訳ワカラン」と思う人も多いかも知れない、ということも含めて。
「J・E・ミレイ展」
オフィーリアで有名ですね。
私は基本的にラファエル前派の絵が好きなのだが
それはひとえに、綺麗だから。
あの一連のグループの絵は綺麗でナンボだと思っている。
ミレイの絵も実物を見るのは初めてだけど確かにきれいだった。
改めて「プロの画家」という存在を痛切に感じた。
ちゃんとその時々に人々が求めている題材や描き方を取り入れて
売れる作品を描くのだ。
画家さんだって売れなきゃ困るんだもんねえ。
だからどれも完成度は高かった。
ただ、飾られていた絵が、ある日美しい風景写真に変わったとしても
印象は変わらないような気がする。
きれいな絵は好きだ。
でもときめきは、なかった。
一番印象に残った絵が、絵はがきとかグッズになっていなかったのが
ちょっと悔しい。
キナちゃん、今日でひと月です。
タンゴとリスがそれぞれ布団トイレと食欲のお役目を
引き継いでくれています…くぅ〜。
by quilitan
| 2008-10-22 19:11
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Comments(2)