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キナは相変わらず、食べない、動かない。
ちょっと呼吸も荒い気がする。
時々あの目でこちらを見る。
喉をゴロゴロ鳴らす音が痛ましい。
猫は気持ちがよい時に喉を鳴らす。
でも、逆に極度に体調が悪い時にも
その気持ちの良い状態になろうとして喉を鳴らすのだと
何かで読んだ気がする。

じっとしているとキナは、一見そんなに重篤とは思えない。
ちょっと元気ないな、という程度の印象だ。
タンゴの時と違って、あれもやりましょうこれもやりましょうという
治療の方針が打ち出されない…ということはつまり
やることはないということかと、あらためて思い知らされるけれど
見た目がそうは見えないから自分の中でとまどいがあるのだ。
何かしなくていいのかしら、こんな風にただ時を過ごしていくだけで
救命のためにあれこれ奔走しないのは怠慢なんじゃないかと考えてしまう。
でも何かできることがあるなら
医者からの打診もあるだろうと、堂々巡りに陥るのである。

ネットであれこれ調べたりすると
「私はこれで救えました」というような、光明とも言える記事があったりして
思わず藁をも摑みたくなるが
個体の数だけ症例もあれば経過状況もあるということを忘れそうになる。
現に、再三使ったサプリメントも効果があったのかどうかは定かではない。
飼い主の気休めなのかもしれない。
ただでさえキナは何かを強制給餌されることが大嫌いだから
サプリを与えることがストレスにもなりかねないのだ。

病気の治療方法は日進月歩だけれど
手の届かない部分もまだいっぱいある。
それが事実。
by quilitan | 2008-09-20 10:13 | | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
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