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伝説ならず

シマちゃん、本日正午旅立ちました。
お昼ちょっと過ぎ、母が看取ったと連絡をくれた。
仕事中だからね、涙を堪えるのってしんどいなあ。

呆気ない・・・あまりに呆気ないよ、昨日の今日だ。
涙は出るけど実感がない。
昨日、医者から戻ってさっさと寝床に潜ったシマりん、今朝見た時はもう足が立たなかった。
呼吸も浅い。
撫でてもあまり反応がない。
「死の匂い」・・・そんなシマりんの姿を見て感じてしまったもの。
ダメかもしれないという直感と “それでも” と無理に思おうとする気持ちのせめぎ合い。


もしかしたらもうずっと調子悪かったのかもしれない。
診察に連れて行った時「膀胱がパンッパンです。おしっこ行ってます?」と言われた。
トイレ事情が分からないのがつらいところです、ホント。
様子次第では強制排尿させるつもりだった。
確かに虫も抱えていたんだろうけど、たまたま吐いた中に出ちゃっただけでマンソン野郎が原因ではなく
腎臓とか、膀胱とか多分そのあたりに大きな問題があったのだろう。
猫は本当にギリギリまで様子が変わらないから怖い、本当に怖い。


シマりんの姿、大好きだよ。
どこか眩しそうな目をして甘えてくるでっかい図体が愛おしかった。

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この「転送装置」が好きだったよね。

今日もこの上にいて、どこかに転送されていったんだ。

今まで何匹もうちの庭にゴロゴロしていたけれど、みんないつの間にか姿を消していった。
でもシマちゃんは最期の場所に“うちの庭”を選んでくれた。
 “庭猫” でいてくれてありがとう。

さよなら。またいつか、ね。




by quilitan | 2017-11-09 21:50 | | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
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