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ニジンスキーとドストエフスキー

いつも行っている整体治療院のそばに「往来座」という
いい味わいの古書店がある。
けっこうマニアックな本も多いし、その割にお値段が嬉しいしで
つい、ふらっと立ち寄ってしまうのであります。


そこで先日手に入れたのは、1962年発行の
「世界ノンフィクション全集」という時代がかった代物の一巻。
そこには、ニジンスキー夫人の手記「神との結婚」と
ドストエフスキー夫人の日記が収められていたのです。
これはちょっと・・・そそられるじゃありませんか!

ニジンスキーに関しては本当にイメージ先行なので
あらためてこういう人だったのかと納得したし
ドストエフスキーは作品にメチャクチャはまったので
かなり大雑把ではあってもその人となりを知るのは興味深い。
また読み返そうという気にもなろうというものだ。

それにしても・・・どちらも本物の「天才」と結婚した女性なんだけど
その才能に対するの賛美と奉仕は絶対的だ。
特にニジンスキー夫人は、その妻になるまでの行動力も凄まじい。
伴侶の才能を愛情の対象としてしっかり照準を定め
何があってもそれを守り抜く強靱な女性の力に圧倒されてしまいました。

後世にも「天才」として名を残す人は、そういう女性を得ることも
能力の一つとして持っていたとしか思えないですね。
by quilitan | 2014-02-25 23:58 | 読む | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き  


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