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夜行に乗って島根に行こう :その3

出雲市街を抜けてしまうと、松江まではほぼ一本道なので
ナビコさんの案内も「10㎞先を右方向です」とアバウトなものになり
沈黙の時間が長くなります。
松江市内に入り、神魂神社の方に進むにつれて見覚えのある道になってくる。
何回行ってるんだ、と自分にツッコミつつ到着。

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相変わらず、空気が冷たくて気持ちのいい場所。
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観光タクシーも廻ってきます。
もっともメジャーどころの八重垣神社のそばだからワンセットかな。

じっくりお参りしました。

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おや、見れば屋根の上に何かある・・・

あれは何?
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何でも端午の節句に蓬と菖蒲を乗せて、魔除けにするらしい。
(こういうことに詳しいのは鎌倉殿とtaさんね)
そういえば、道々鯉のぼりも立っていたというのだが
季節はもう6月。
お盆や花祭りは月遅れもあるが、さすがに節句でそれはないよね。
でもこれはやっぱり5月の節句の行事なんだよね・・・と話すうち
旧暦でやっているのだということに思い至り全員納得。


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どこにもちゃんと魔除け。

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実は出雲大社のちょっと先に稲佐の浜というのがあって
その近辺に因佐(いなさ)神社というのがあり
そこが武芸の神様を祀っているというので私は行きたかったのだが
松江への移動と神魂神社のお参りもあるし
夕陽に間に合わなかったら困るし・・・というので端折ったのですが
ここ、神魂神社に「武勇社」があるじゃないの。
謹んでお参りさせて頂きましたよ〜。


お社の前にはこんな若木が・・・何でしょうね。
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大切な木なんでしょうかね。


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参道を下りていると、通りがかりの女子高校生が「こんにちは~」と挨拶。
あれ?私たちに言ったのかしら?
「こんにちは」と返す。
今度は部活のランニング中らしき男子高校生が
擦れちがいざまに「こんにちは!」

おお!
松江の高校生は観光客に挨拶をしてくるんだ!

なんか・・・いいね、こういうの。
こういうことが習慣になるのはとても大事だと思う。
付け焼き刃の礼儀とかじゃなくて、真にその人の実になること。
挨拶ってやっぱり大切だ。
松江の株がぐんと上がった一コマです。
  (ちなみにもう一人男子が来たけど、ランニングでヘロヘロで
  挨拶どころではなかったようだ)



さて、後は宍道湖で夕陽を見るだけ。
時間はまだたっぷり余裕ありあり。
とりあえずホテルにチェックインして、お風呂にもはいって、
のんびり見物に出ようではありませんか。

     ってね・・・・・まさかね・・・・・
     これがあんなことになるとは誰が予想できたであろう・・・・・

この日の日没時刻は午後7時18分でしたか、
そしてガイドブックに曰く
「夕陽を満喫するには30分前くらいから準備していましょう」
根性があれば歩いて行けるところなので
まあせいぜい6時半過ぎに出れば充分だろうと踏む。

さて、ナビコさんのセットをどうしようか。
県立美術館の駐車場に入れると一番の夕陽ポイントである
「夕陽テラス」までちょっと歩くらしい。
夕陽テラスにも駐車場があるようだし
どうせなら近いところに行くことにした。
さあ、ナビコさんの案内が始まります。

・・・・・あら〜?
何だか宍道湖と反対方向への指示が出ているけどそういう行き方なの??
でもどんどん市街から遠ざかっているんですけど・・・・
ねえねえこのトンネルくぐると八重垣神社方向だけど???
ちょっとちょっとナビコさん、何言ってんの~~!?

ナビコさんに文句たれまくりのメンバーズに対し、
ナビコさんはさらに遠回りの指示を出す。
一体どこをどの方向に走っているのか全然わからない私。
とどめに「山陰自動車道」に入れと言われて思わずナビコさんに逆らってしまった。
だって有料じゃん!出雲にもどれって言うの?
と思ったら「無料区間」て書いてある~~~でももう遅い~~~!!!

ぐるぐるっと大回りして何とか夕陽テラスに辿り着いてみれば
・・・・・・・・満車!
路肩分くらいのスペースしかないので10台も入れば一杯のそこは
ギリギリで入れるようなものではなかったのだった・・・
甘かった~~~!!
そしてナビコさんがなぜ大回りさせたかと言えば
そこには左折でしか入れないからだったのだ!

そこでちゃんとナビコさんの再セットすればよかったのに
ダブルパークになっちゃうので、慌てて本線に出てしまった・・・・
走行中はナビコさんの操作ができないのです!
いよいよ迷子の様相を呈し、時間は刻々と過ぎる・・・・・・
わけもわからず走って、運良くホテル前に戻り着いたのがもう7時過ぎ。

そこから初心に返って県立美術館の駐車場を目指し
今度こそナビコさんの言うとおりに走る走る。
途中の信号で既に夕陽は沈みつつある!
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赤信号がシャッターチャンス!
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時間との戦いで県立美術館のガラ空き(!)の駐車場に車を押し込み
でももう夕陽テラスまで行く時間はない。
横断歩道まで行くのさえ惜しいと道を横断し、沈む寸前の夕陽を辛うじて望む・・・



なんとか沈む前に間に合った。
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沈んだ・・・
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ある意味、一生忘れられない夕陽になったかもしれない。


★教訓★
ナビコさんには従うこと。
宍道湖の夕陽を見るなら県立美術館の駐車場に停めよう。
by quilitan | 2013-06-11 12:07 | 旅する | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き  


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