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宇宙人ポール

   アメリカのUFOスポットを旅するイギリス人のSFオタクコンビが
   研究施設から逃げてきた宇宙人に出くわして
   母星に帰るポイント目指して珍道中・・・


このばかばかしさが嬉しいんだよなあ、という映画。
何と言っても〈絵に描いたような〉宇宙人が素っ頓狂でいいヤツだ。
“愛すべきアメリカ人”ってタイプですね。

「マーズ・アタック」はドタバタナンセンスコメディだったけど
これはきっちり人情劇。
ただし、ほのぼのさせて、次はホロリ・・・と来るかと思いきや
“そうはいかないよ”とけっこうドライに切ってくる。
その辺も好みです。
シリアスになりそうでいて、ぺろりと舌を出す、そんな感じ。
悲壮感が微塵もない。

オタク度の細かさも楽しいんだな。
コンビの片割れが描く、乳房が3つある緑色の女のイラストを見て
「胸が4つあればいいのに」といったヤツを「変態」扱いするとかね、
その辺の微妙な差をオタクは嗅ぎ分けるのですよね。
往年の名作を小ネタ(大ネタではないところがミソ)にして出すから
観る側のオタク心もそそられる。
“エイリアン”繋がりでS・ウィーバーが現れたのにもウケた。
消え方にもウケた。

軽くて楽しくて素直に笑える映画って久しぶりだ。


映画見て、お蕎麦食べて、ワッフル食べて
その後買い物もして・・・・
と、盛りだくさんなオマケも楽しめるくらい
お気楽な映画でした。

・・・あ、でもこの映画をそう思えるのはオタク度高いんだろうか?
by quilitan | 2012-02-03 23:56 | 見る | Trackback | Comments(0)

猫と雑文ときどきお絵描き  


by quilitan
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